禁断の文学

甘い蜜
◆カナリアに続いて幻冬舎アウトロー文庫で刊行されたのがポルノグラフィーの短編集、「甘い蜜だった」。

解説・島村洋子。カバーイラスト・大西洋介。◆

 この数々の愛のかたち、あるいは勝手な欲望のかたち、あるいは理解しあえない男女の哀しみ、あるいは完璧な満足感、を読んでいくうちに、あなたはとても異性のからだが 触りたくなるだろう。
 すべすべした、あるいはざらざらした、直線の、あるいは曲線の、濡れた、あるいは乾いた、愛しい、あるいは鬱陶しい、異性のからだを。
 上品で熱い、美しい欲望をきっとあなたは抱くことになる。
 そしてそれは山川健一の術中であったりする。   

          作家、島村洋子『甘い密』解説より)