死ぬな、生きろ。
アイデンティティ・クライシス


山川健一 著

小学館刊 本体1400円
2002年6月27日発売


《目次》
死ぬな、生きろ

▼はじめに 自らの内で暴れ回る「黒い獣」▲
(↑「はじめに」からの抜粋と書き出し部分をお読みいただけます)

第1章 すべては「911」から始まった
■王宮の小鳥たち
■あの日以来いろいろなことが億劫だ
■リアルな死に囲まれて
■ロックが喪ったもの
■戦争は、まだ終わっていない
■何を信じていいのかわからない
■ぼくらはアイデンティティ・クライシスの時代を生きている

第2章 遺伝子への旅
■自己の領域があやふやになるとき
■ドラッグを待っている脳細胞
■恐怖と神は同じコインの裏表
■人類が生み出した新しい種ジーンリッチ
■「自己」や「魂」は単なる脳内現象なのか?
■ぼくらはいつだって発情している
■「自己」とは脳なのか胴体なのか
■科学が陥ったアイデンティティ・クライシス
第3章 ぼくらはいま静かに階段を下りてゆく
■頑張らないこと、無理しないこと
■階段を下りてゆく勇気
■子供たちのなかにある新しい日本のヴィジョン
■少しだけ食べ、よく眠ること
■二十四時間の呪縛から自由になること
■日本人が日本人であることに嫌悪感を持ってしまった
死ぬな、生きろ
第4章 ぼくらの魂に救いはあるのか
■言語とは弱者が生き延びるための道具なのだ
■自分を愛せない人間は他人も愛せない
■殺すな、彼は君の友達じゃないか
■自己嫌悪さえも曖昧で
■「愛する」という心の状態を理解する
■ この時代に小説を書くということ
第5章 ロックからブッダへ
■ジョージ・ハリソンの死で考えたこと
■もうロックを信じることができない
■ジャマイカに行って「仏教徒」になった
■ 法然上人の幼稚園
■ ブッダは如何にして修行の道に入ったか
■まずメディテーションから始める
■死は何の解決にもならない
■「魂の楽園」ニルヴァーナへの道
第6章 クライシスを生き抜く明恵上人の知恵
■我は「あるべきようにあらん」と云ふ者なり
■ ブッダと一体化しようとした明恵上人
■ 皆が「あるべきよう」を果たせば世界は調和する
■理念や理想やヴィジョンを持つこと
■「阿留辺幾夜宇和」は「南無阿弥陀仏」に匹敵する
■ 耳を切って修行した明恵上人
■ アイデンティティ・クライシスを生き抜くために
おわりに 五木寛之氏との対話
■911にともなうロック・ショック
■騎馬民族と日本人じゃ、立ってる姿からして違う
■日本を客観的に見る目と日本に非常にこだわるところ
■明恵がロッカーで、一遍がブルースマン