I N T E R V I W


アンケートへの回答、第3報
「山川健一 Internet Selection」(仮題)に関するアンケートの第3です。協力してくれたみんな、感謝します。


名前=Kだよ。いつもメールだしてるでしょ?
性別=女
年齢=19って、バレちゃうな。
好きなカテゴリィ=コンピュータとヴァーチャルスペース
シリーズ全体の冊数=6冊以上。全集でも買うぜ。
作品名&感想●
=夏休みがおわってKENさんのページいったら、こんなことしてるんでおどろいたっ。わたしが読みたいのは、KENさんがKぐらいの時に書いた小説とエッセイ。わたしとおなじ年の頃どんなこと考えてたのか知りたいから。けっこう下らないこと考えてたか、それともすごいナンカイなこと考えてたかのどっちかだよね。
 でも、どんな男の子だったか、すごく興味がある。その頃のKENさんを、脚見せたりとかしてからかいたかった。今じゃ相手にされないものね、きっと。今のKENさんて、BBSとかで見る限り天真爛漫(あ、こんな漢字なんだね!)だけど、その頃はどうだったのかなー。興味 シンシン。
 それと、今はもう文学とかなくなっちゃって、KENさんはがんばってるほうだよ。生意気な言い方に聞こえたらあやまるけど、最初に読んだのが友達にすすめられた”甘い蜜”だったもんで、この人エッチーと思いながら、でも少し感じちゃった。でも、感じるというのは、純粋さ、みたいなことなんだよね。エッチな意味でも感じたけど、純粋になりたいなと思いました。それから、KENさんの前の小説をさがしまわってる、ってのはもう前のメールに書いたよね? もう、ガーンッって感じ?
 林真理子の小説とか、相手にたいして不純で、どう見られるかとか嫉妬とか、そんなことばかり書いてあって最近は読まないんだけど、KENさんの小説を読むとなにもない自分でも水晶のかけら(だっけ?)みたいに純粋になれる気がして。
 だから、何冊がいいかななんて思わせぶりなこと言わないで、ぜんぶ出してよー。男ならパンツ脱げー、と思いました。ごめんなさい、こんな書き方しかできなくて。でも、応援してます。大好きです。全部読みたいです。ほんとだよ。
rock@yamaken.comからのコメント●おれって頑張ってるほう? そう言ってくれてありがとう。その昔もね、あんまり変わらなかったかな。その頃も、女の子に「カワイイ」って言われると、いきなり胸つかんで「これでもかよ?」って言ったりしてたよ。
名前=F
性別=男
年齢=41
好きなカテゴリィ=暴力と殺人
シリーズ全体の冊数=6冊以上。全集でも買うぜ。
作品名&感想●
=少し前から、ぼくは、山川健一は『ルーディーズ・クラブ』で全集を刊行すべきだ、と思っていました。あるいは、それをデジタルでおやりになるのかな、と思っていました。それはあなたのひとつの使命というか、必要なことと思います。吉本隆明の『アフリカ的段階について』はもうお読みになりましたか。現在を超えてゆく為には、人類の母体とも言うべきアフリカ的段階をもっと掘り下げなければならない、という発想は山川さんの『ママ・アフリカ』のほうがずっとはやかったなと思いました。若い頃山川さんも吉本をずいぶんお読みになられたと、なにかのエッセイで拝見しましたが、『マス・イメージ論』の頃から、ズレていったような気がします。あの頃吉本は書評で山川さんの作品を絶賛していたわけですから、こんなことを書くのは不愉快かもわかりませんが……。
 もはや山川さんは、吉本の影響を遙かに超え、もっとずっとヴィヴィドであると思います。あるいはこう言ってよければ、山川さんのお仕事はポスト吉本隆明というか、吉本の小説的展開あるいはロック的展開なのです。吉本にとっての『試行』が山川さんにとっての『ルーディーズ・クラブ』であることは、誰の目にも明かでしょう。ただし、吉本が果たし終えたことで山川さんがまだやっていないことがあります。それは、望む者が自著をいつでも読める環境を整備するということです。
 何冊がいいかを読者に問うのではなく、すべてを刊行すべきだと思いますが。儲からなくてもやるべきです。
rock@yamaken.comからのコメント●吉本隆明の著作は、学生時代によく読みました。だけど、この頃は、なぜ「論争」して「勝利」することがそんなに大切だったのか、と思います。ぼくのベースにあるのは、吉本以上に小林秀雄だと思っています。ぼくは、お茶の水で行われた小林秀雄の最後の講演会を見ているのですが、見ておいてよかったなと思っています。
名前=M
性別=男
年齢=36
好きなカテゴリィ=その他
シリーズ全体の冊数=6冊以上。全集でも買うぜ。
作品名&感想●
=ちょっとばかり前のことだ。ヤマケンがインターネットやってると女に聞いて、うそつけ、と思った。いっちゃ悪いが、あんたにはいろいろ世話になったが(もちろん、本のほうね)、コンピュータに関しちゃオイラのほうが先輩だ。『真夏のニール』と『水晶の夜』のときは、オイラにひと言相談してくれればよかったものを、と思った。『ロックス』は、あのままでいい。あれで十分素晴らしいじゃないか!
 書き直すなら、『真夏のニール』と『水晶の夜』に、もっとPCをぶち込んでくれよ。あのふたつは、きっと見事に蘇るぜ。
 ああ、そうそう。マックハイ読んで、先輩のオイラがひとつだけコンピュータってものに関して教えられたことがある。それは、デジタルはドラッグだってことだ。ぬけぬけとそんな危ないことを言った奴は、オイラが知ってる限りあんただけだ。さすがだ。オイラは、女に言った。ヤマケンはマックのおかげでコカインやめられたにちがいないぜ、ってさ。だろ?
 本は、バンバン出してくれ。何冊でもいいぜ。女が全部買ってくれるそうだ。ファッションやってるお金持ちだからね。
rock@yamaken.comからのコメント●彼女を大切にね! ま、してるんだとは思うが。
名前=K
性別=男
通常のメールでの投稿。
作品名&感想●
=はじめまして。実は、お願いがありまして、メールを送らせて頂きました。現在、私は書店に勤めているのですが、できて間もない書店ということもあって、『山川健一の著作((新刊))は、注文しても発売日には絶対に入荷しない』 のです。現行の出版流通事情を考えれば、それを著者に相談してもしょうがないのが分か っているのですが、どうにかならないでしょうか。
 最初に読んだ小説が『窓に残った風』で、それ以来ほんの一時期を除いて、著作を読み続けています。主人公達のような生き方はできないまでも、受けた影響は数知れず…。せめてもの恩返し、という訳ではないのですが1冊でも多く健サンの本を売りたいのです。現在でも、取次店ルートで仕入れ可能な書籍・文庫は全点在庫しています(『印象派旅人宣言』とか『デ・クーニング』もしっかり在庫してたりします)。それだからこそ、リアルタイムで発売された本をしっかりと販売したいのですが…。
 Internet Selection(仮)、絶対に成功させたいですね。発売した時には、必ず全点平積販売します(実は、棚に『発売決定!』というポップを早くもつけてたりします)。
rock@yamaken.comからのコメント●どうも、ありがとう。無事にシリーズが出版されたら、サイン会に行くよ。で、どこにある書店なんですか?
名前=Y
性別=男
年齢=25
好きなカテゴリィ=ロック小説
シリーズ全体の冊数=4冊から5冊かなあ。
作品名&感想●
=ア・ボーイ 二十歳の夜、ぼくはこれを読んで小説を書き始めた。そのまま朝まで書き続けた。それまでにもいろんなものを読んだ。でもよく判らなかった。だからってこの小説を理解できたのかって言われたら困る。困るけど、とにかく、ぼくはこの物語を読んで行動を起こした。好きなあの娘のために小説を書こうと思った。これでいいんだと思った。はじめて自分の行動に納得した。
 もちろん彼女にぼくの物語は届いていないし、想いも届いていない。
 少年が小説を書いてくれていなければぼくの人生は変わっていた。
 難しい理由なんていらない。全ては単純なんだ。
 ぼくにとっては最高のロック小説だった。
rock@yamaken.comからのコメント●「ア・ボーイ」を書いた時、ぼくは尖っていたと言うべきか落ち込んでいたと言うべきか、どっちなんだろうね。「ふざけんじゃねえ、彼女が豚だっていいじゃねーか!」みたいなノリだったんだよ。
名前=k
性別=女
年齢=22
好きなカテゴリィ=コンピュータとヴァーチャルスペース
シリーズ全体の冊数=2冊から3冊がいいね。
作品名&感想●
=yamakenさん、こんにちは。
 お久しぶり。最近あなたの世界にはまったものとしては、あなたの描くハード・ボイルド的要素(あるいはダンディズムと呼ぶもの?)のあるものに非常に心うたれます。コンピュータものやポルノグラフィーからあなたの世界にふれたから、よけいにそう思うのかも知れないけど。
 愛、欲望、ドラッグ、コンピュータ、ヴァーチャルスペース、ロック。どれも、とても素敵。
 現代(いいかたがかっこよくないけど)の精神の行方を示している気がするの。
 でも、オートバイっていうのが、ちょっと私にはよく分からない。
 だって、あなたは車のことにも一寡言どころじゃない作品を発表しているでしょう? (文庫になった車関係のエッセイ、日々読み返してはいつのひかポルシェかアルファロメオに乗れることを切望しています)
 それをひとまとめにしてもいいんじゃないのかなあ、なんて思っています。
 i don’t need anything but LOVE
 kozue
rock@yamaken.comからのコメント●コンピュータものやポルノグラフィーからぼくの世界にふれた、という人は意外に多いんだよね。デジタルとセックスとドラッグとスピードは、どれもよく似たものだとぼくは思うんだ。

名前=S
性別=男
年齢=43
好きなカテゴリィ=その他
通常のメールでの投稿。
作品名&感想●
=大雨ですね。弟さんが書かれたロバート・ジョンソンの短編、読んだ記憶があります。面白かったですね。でも、山川さんのファンは若い人が多いですね。当然ですけど。ぼくみたいに40代の中年がアンケートのページにあると少し恥ずかしいですね。いまのところ最年長ではないですか。
 ぼくが山川さんに望むことは、自分に出来ないことをやってほしいということだと 思うのですよ。
 もちろん山川さんも超忙しい人だから、何ヶ月もデルタなんかに行ってる暇は無いと解っているんですど。若い連中はきっと山川さんみたいに年を取りたいと思っているんでしょうね。
 結構、責任重いかも・・・なんて責任なんて全然考えなくていいとおもいます。いちいち自分のやっていることに責任なんか問われたらかなわないもんね。ミックやキースもそんなことすこしも考えやしなかったでしょう。ぼくにも18才の娘がいますけど、とてもクールな関係です。生意気にMacユーザーですけど。専門学校でポップアートをやると言っています。勝手にやれっと言っておきました。でも金かかるんだよね。俺の遊ぶ金が減るなあ。ぼくの両方の祖父は道楽者だったと思います。それを引き継いでいきたいと常々考えています。
rock@yamaken.comからのコメント●Sさん、普通のメールだったけど、ここにのせさせてもらいました。続報が入ると、面白いもんね。ただ、お互いにとってヤバそうな最後の2行は削除しておきました! しかし、43なんてまだ若いって!

名前=H
性別=男
年齢=28
好きなカテゴリィ=その他
通常のメールでの投稿。
作品名&感想●
=ロックやめんといてや。  こんばんは山川さん。俺最近、貴BBSとかで非常にしゃしゃり出さしてもらってるHです。ほんまは俺シャイで恥ずかしいんやけど、しゃしゃり出てる理由ってのはやっぱり山川さんのお仕事にスピリット感じるのと、俺ロックが好きなんですよ。
 ロックってのは一昔前、色んな作家さんらが言及してたけど、一貫してロックを高らかに謳ってるのは山川さんだけですね。例えば「ロックの魂は死んでビートだけが残った」とか「ロックを否定することこそ現代的にロックである」とかっていう論調が今の音楽ジャーナリズムの趨勢ですよね。
 でも俺はそんなんアホか、何言うてけつかるって思うんですよ。
 そんなんは「革新」「アナーキズム」とかの政治性の文脈でしか捉えとらん奴の言うことで、放っといたらええんやと思うんです。やっぱりロックてのはこれほど何でもありのカラフルな表現形態は他にあらへんと俺思ってるです。自由なんです一番。山川さんがロックロックて今だに言うてるんはそんな理由もあるでしょう?
 俺は山川さんの書いてるもんみんな好きやし、アホかって言われても山川さんにロックを死ぬまで貫き通して欲しいです。
 俺今ホームページ作ってんねんけど、山川さんをもノックアウトしてあっと驚くようなロック的内容目指してます。渋いでえほんまに。BBSとかにしゃしゃり出て鬱陶しく思われても俺、しゃしゃり出続けてやりまっせ。
 山川さんがロックを捨てて、キューバ音楽しか認めんなんか言い出したら見捨てまっせ。 俺今酔っ払ってるからいらんこと言うてすんまへんな。
 酔いにまかして言わしてもらうけど、山川さんは、村上龍、山田詠美、五木寛之氏らを越えて最も好きなんですわ。今一番ええ仕事してはる作家やと思ってます。
 俺は頑張って下さいとしか言えんけど、これからもロックして下さいや。
rock@yamaken.comからのコメント●THE WHOの名曲に、こんなフレーズがあったよね。「ロックは死んだと奴らは言う。おれはロックに長生きしてほしい」ってのがさ。ぼくも、同じ気分だよ。ロックはどこで呼吸しているか。CDやオーディオシステムのなかで? そうじゃない。ぼくらの胸のなかで呼吸しつづけているのさ。ぼくらが呼吸しつづける限り、ロックは死なないのさ!

名前=S
性別=女
年齢=25歳になりました
好きなカテゴリィ=その他
シリーズ全体の冊数=4冊から5冊かなあ。
作品名&感想●
=私は、「ロニーキャットの船」がとてもとても好きです。昔から読む度に泣いてしまいます。なぜでしょうかねえ。単に猫好き&ロン・ウッドファンだというのも原因の一つでしょうけど。そんなことだけじゃなくて、何かぐっと私を引きつけるような吸引力がこの小説にはあります。
 それから、本は筑摩書房のポケット版日本文学全集みたいな、文庫本の大きさで、なおかつしっかりしたカバーだといいな。山川さんの本は家に閉じこもって読むより、乗り物の中や、友達を待っているときに読むのがクール!だと思うんだけど。
P.S. 初めて山川さんにメールを書きました。また送ってもいいですか?
rock@yamaken.comからのコメント●「ロニーキャットの船」に出てくる猫はね、ほんとにぼくが飼ってた猫なの。小説と同じように車にはねられて死んだんだ。それを知ったぼくは、猫の亡骸を抱えてあたりかまわず号泣したものだよ。西船橋の公園の隅に埋葬したんだけど、今でも年に一度は墓参りに行ってるんだ。その頃ぼくはスズキGT250って2ストのオートバイに乗っていて……って具合に、いろいろ思い出しちまうな。時間があったら、今度は普通のメールちょうだいね。猫の写真を添付してよ。

名前=K
性別=男
年齢=今週34になりました
好きなカテゴリィ=愛と欲望
シリーズ全体の冊数=全1冊がいいと思う。
作品名&感想●
=このアンケートに答える為に一気に健さんの作品を読み返したんだけど,好きな作品が多すぎて選ぶことはとても難しくデモ「遠くを見つめる黒い瞳」にします.多分そんなにリクエストが無いだろうという不純な理由はさておき,男が子供から大人になる瞬間を潤二と千恵子を通して表現しているところが気に入ってて1回しか読み返してないんだけどとても印象に残っています.
出来ればエッセイを少し入れていただけるとうれしいです.健さんのエッセイにはいつも勇気づけられるし何よりも,年上の編集者にあまりエッセイばかり書くと筆があれますよ...その姿勢に感動し且つ他の作家ではまずやらないと思い提案します.
rock@yamaken.comからのコメント●ぼくもさ、この企画のために、生まれて初めて自分の作品を読み返してみて、そうすると、つらくて悲しいこともあるよね。「遠くを見つめる黒い瞳」に出てくる、ストーンズの『山羊の頭のスープ』を一ヶ月遅れの誕生日プレゼントでくれたって女の人ってのも、ほんとにいたんだよ。なんか、無防備にほんとにあった出来事を小説にしちまって、おまえほんとにこれでいいのかよ、とぼくは過去の自分自身に言いたくなってくるんだよ。みんな、今頃どこで何してんのかねえ……。
名前=K
性別=男
年齢=今週34になりました
好きなカテゴリィ=愛と欲望
通常のメールによるKさんの2信。
作品名&感想●
=正直なところアンケートでは「遠くを見つめる瞳」をリクエストしましたがほんとに自分の本心か良く分かりません.
 確かに好きな作品ですが読み返しをした事の無い作品ですし「水晶の夜」などはエンディングの描写に浸りたくて何回も読んでますし他の作品でもそれぞれ自分なりに好きなところが有ってそのセリフ,言い回しにふれたくて一回読んで本棚に眠ったままという作品は少ないと思います.
 エッセイに至ってはもうボロボロになってます.
 健さんの作品と出会って約15年位と思いますがそれ以前の作品は別にしてその後発表されるものはいつもリアルタイムで読んでいます.更にルーディーズクラブ刊行後は私にとって他の作家とは完全に大きい存在感となりました.時に共感し,時に反感を覚えいつも新作を心待ちに暮らしてます.
 故に1回読んだだけで今でも記憶に残っている「遠くを見つめる瞳」をリクエストしたのかな? でもアンケートに答える為にほぼ全作品を一気に読み,健さんの20年以上のキャリアとその間に自分が体験した事がここ2週間位で再度感じ不思議な感覚です.
 音楽家のベスト盤を聴くとは明らかに自分の内面に来る衝撃が強く,すみません,決してラリッテいるわけでなく上手く表現できずこんなメールになってしまいました.ではまた.
rock@yamaken.comからのコメント●とても誠実な2信、ありがとう。今は、ぼくとKさんだけじゃなくて、きっと時代そのものが後ろを向いてんだよ。後ろを向いているというと悪く聞こえるけど、いつも前を向いて新しいオモチャを探すゲームは終わったんだ。ぼくなんて、iMacを見ても、なんか懐かしいもんね。一度ちゃんと70年代から続くぼくらの時代を振り返って、自分に何ができるのか考えてみるべき時なんかじゃないかな。そういう意味で、このシリーズには意味があるかな、とぼくは思いはじめたんだ。
名前=M
性別=女
年齢=33
好きなカテゴリィ=その他
シリーズ全体の冊数=6冊以上。全集でも買うぜ。
作品名&感想●
=山川さんのどのカテゴリーの小説も大好きなんだけど、エッセイもとても好きなので年代順にまとめてるものが一冊欲しいな。
 あとオートバイ小説のなかに車関係のものも入るのかな。とはいっても私ほとんどの山川さんの本を単行本や文庫本で持っているのです。もう販売してない本もあるなんて知らなかった。引っ越しの度に本は整理して処分してたんだけど山川さんの本だけはいっつも捨てないでおいてホント良かった。
 こういう形で多くの人にまた読んでもらう機会ができて私もうれしいです。ロック、ポルシェ、ユング、マック、ヒーリングと同じように同じものにクロスするって以前一人目の子供を妊娠中にメールを出した私、現在2人目の子供で妊娠中です。
rock@yamaken.comからのコメント●えっ、もう二人目? はやいねえ。元気な赤ちゃんを産んでください。食生活、気をつけてね。
名前=I
性別=男
年齢=31
好きなカテゴリィ=その他
シリーズ全体の冊数=6冊以上。全集でも買うぜ。
作品名&感想●
=学生時代からここ10年くらいで、一番印象に残っている小説は村上龍の「愛と幻想のファシズム」です。テーマとなった様々なシステムとその構成者である人間のモチベーションについての考察。主人公、トウジにとってのエルクに象徴されるシステムの美学。そして何よりも、経済や社会といった現行システムについての細かい描写と情報性は、まさに現在、それをテーマに山川さんに書いてもらいたい題材です。あの小説にロックという名の哲学あるいは、衝動の入る余地はあるのか?是非、今、書いていただきたいです。「大きなお世話だ」といわないで、ちょっとだけでいいから考えてください。期待してます。勿論いろいろなテーマのものがあっていいんですが、こんなヤバイご時世ですんで、ひとつ、何卒。
rock@yamaken.comからのコメント●龍さんのその小説は読んでないんだけど、ぼくなりに考えてみるよ。約束するよ。
名前=猫町のジョー
性別=男
年齢=40 メールアドレス=jsandpro@alles.or.jp
好きなカテゴリィ=オートバイ小説
シリーズ全体の冊数=全1冊がいいと思う。
作品名&感想●
=すっきりするライダーの物語って意外とないじゃないですか。雰囲気だけじゃなくて、やっぱりそいつの生き様みたいなもんが、滲み出てくるようなやつがいいですよ。イージーライダーみたいに自由な国の話しじゃないから、余計に 難しいけど、大変な分だけ面白く出来そうな気もするんですよね。
 山川さんはやっぱり、自由がテーマって感じするんですよね。本当の格好良さとか、美学とか今凄く勘違いされてる時代ですからね。一発ガツーンとやって下さい。
rock@yamaken.comからのコメント●自由がいちばん不自由だったりするから、話がややこしくなっちゃうんだけどね。
名前=M
性別=女
年齢=34歳
好きなカテゴリィ=オートバイ小説
シリーズ全体の冊数=6冊以上。全集でも買うぜ。
作品名&感想●
=久々に書き込みます。ご無沙汰しています、美穂です。一応単行本はすべて持っているけど、(文庫で欠けているのがあるかもしれない)どんな物でも読みたいし、買います。
 オートバイって自分は乗らないし、構造とかは全く分からないけど、ロード・ムービーみたいに場所を移動するというのが、いいですよね。都会は大好きだけど、バイクでどこか自然の中へ出かけるようなものが読みたいです。 Miho
rock@yamaken.comからのコメント●おっ、久しぶりじゃん。君が「どこか自然の中へ出かけるようなものが読みたいです」なんて書いてくるのには、ちょっと感慨があるね。だって、バリバリのロック少女だったのにさ! 前はよく手紙もらってて、今はメール。世の中かわったよね。でも、まだ34なの? だったら、最初に会った時は10代だったんだな。 
名前=O
性別=男
年齢=32才
好きなカテゴリィ=オートバイ小説
シリーズ全体の冊数=2冊から3冊がいいね。
作品名&感想●
=山健を始めて読んだのは、ライダーズ・ハイだったと思うけどあれは、僕も、バイクに乗り始めた頃で、峠を走るのが楽しくて、すごく衝撃を受けた! Mac関連の小説も好きですね。やっぱり、使うのはMacですね!
rock@yamaken.comからのコメント●オートバイにMacintoshはよく似合うよね。
名前=K
性別=男
年齢=31才
通常のメール
作品名&感想●
=HさんのメールとかBBSの書き込 みとか読みました。僕が山川健一さんの本に触れたのは極々最近の事だったりする。
 今31歳なんだけど、中学の頃からフォークソングって奴にどっぷりとハマってて青春時代はフォークソング一色だった。それが30を過ぎてから突然エレキギターが欲しくなってストラトのコピーモデルを購入して家でちょこちょこと触るようになった。 そんな時に「彼が愛したテレキャスター」って本を見つけたんだ。
 そのときは殆ど「テレキャスター」って言葉だけに惹かれて手にした本だった訳だけど、最近「バーチャル・エクスタシー」の書評とかを読んで、こりゃちょっと面白そうな作家だなぁと思ったら「彼が愛したテレキャスター」と同じ著者だったって訳だ。
 もともと、本を選ぶ時はタイトルが気に入ったものを手に取るか、タイトルおよびペンネームがピピッと来たモノを衝動的に選ぶ方だったから目にはしてたんだろうけどあなたの本を手にする機会が無かった訳だ。 だって、「山川健一」なんて名前はありふれた古くさい名前みたいに感じるじゃない。(滅茶苦茶失礼な話だとは思うけど、文字から僕が受け取った印象はそうだったんだから仕方がない)
 ついつい、「川西蘭」だとか「花村満月」だとかっていうなんだこれって言うような  名前に目が行っちゃう訳です。どっちの作家も好きな作家だけど。
でも、取りあえず「バーチャル・エクスタシー」で、この人は作家なんだなぁと再認識したとともになんだか面白そうな本を書いてそうな人じゃないかってピピッと来た訳だ。
 その後は手に入るものから順繰りに手あたり次第にあなたの本を読み進めてる訳だけど、名前の平凡さとは裏腹にかなり気に入った作家の一人になってしまった訳です。
 で、最近このホームページまで辿り付いたわけです。
 Hさんのメールの内容も分かるような気がするけども、ちょっと僕の感じ方とは違うような気がしたってのが本音かなぁ。僕なんかは自分が気に入ったモノ、それは本だったり音楽だったり映画だったりいろいろのモノの事だけど、「いいな」って思ったらすぐに人にも勧めたくなっちゃう方なんだ。
 僕がこんなに面白いと思った本はきっと僕の好きな友人達なら気に入ってくれるに違いないって思っちゃうんだ。音楽でもそう、僕がこんなに感動する音楽なんだからおまえだってきっと気にいるぜ、なんて思っちゃうんだ。 いつもその通りになるとは限らないんだけどね。
 きっと音楽とか言葉とか、いろんな表現っていうものにはエネルギーが詰め込まれているに違いないと思うんだ。それは作った人が込めたエネルギー(アイデアって言葉に置き換えてもいいと思う)がそれを受け取る人に影響を与えて、それがパッションとなって爆発する感じなんだと思う。受け手側にだって準備が必要なものなんだと思う。 ちょうどラジオのチューナーのダイヤルを回すように、作り手のエネルギーを受け取れるようにチューニングされてる人間が受け止める事が出来るようになってなくちゃ、同じパッションを得られないものなんだと思うんだ。だから、自分の友人達に僕が気に入ったものを進めたくなっちゃう訳なんだ。だって友達になれるって事は僕のチューナーと奴のチューナーが少しずれているにしたって近い所でチューニングされてるって事だからね。
 そんな風にして作り手のエネルギーがどんどん広がって行くんじゃないかっていつも考えてるだけど、どうなんだろう。自分一人で見つけられる本や音楽なんて限界があるから、お互いにそういう情報を交換して少しでも一緒に楽しみたいじゃない。そういう一緒に楽しむって感覚が繋がってるっていう意識なんだと思うから、僕が気に入ったものをどんどん友達に紹介しまくっている訳なんだ。
 今じゃインターネットなんて便利なモノが身近になったから、僕も読んだ本をWEB上でレビューしたりして楽しんでる。山川さんの本のレビューもこの8月に集中的に扱ってたりするんだけどね。
 本や音楽はそれが生まれた時から他人に受信される為にエネルギーを発し続け、それを受信してくれる人を待ち続けてるんだと思うんだ。だから一人だけで楽しむんじゃなくて一人一人がその友達にちょっと紹介してやるだけでそのエネルギーがどんどん増幅されて、それが大きなムーヴメントに繋がっていくんじゃないかな。
 山川さんのページを読みながらそんな事を感じてたんだ。
 僕のチューナーと山川さんのチューナーはチューニングが合ってたかな?
 HP http://www.nsknet.or.jp/~kinnme/
rock@yamaken.comからのコメント●ホームページでのレビュー、どうもありがとう。ぜんぶ読ませてもらったよ。感謝してます。みんなにそのページへ行ってもらいたくて、普通のメールだったんだけど、このページにのせさせてもらいました。みんな、彼の「気ままにブックレビュー」を見てみてください!
名前=R
性別=女
年齢=24歳
好きなカテゴリィ=愛と欲望
シリーズ全体の冊数=6冊以上。全集でも買うぜ。
作品名&感想●
=「十二月の子供達」が忘れられません。ぜひ、どこかに入れてください。でもあれは、暴力と殺人かもしれないですね。とにかく、どこでもいいので、収録してください。それから、できれば、冊数はなるべく多いほうがいいです。わたしだけの山川健一、みたいな感覚が薄れるのは残念な気もするけど、健さんの小説をもっとたくさんの人に、インターネットやってない人にも読んでほしいと思うから。
 わたしも、健さんの作品に初めて接するまでは、村上春樹以上に自分に合う作家はいないと思ってましたから。でも、それは大きなうれしい間違いでした。
 できれば、エッセイをふくめて、全部再刊してほしいです。みんな買っても、Macintosh1台よりはぜんぜん安いものね。
 以前、健さんは、24歳の女性がいちばん好きだ、みたいなこと書いてませんでしたっけ? わたしは、つい先日24歳になったばかりです。なんか、うれしい。今は、いくつの女性がいちばん好きなんですか?
rock@yamaken.comからのコメント●えーと、そうだな、24歳かな。いやいや、女性はすべて太陽か月みたいなものです。しかし、月が登れば太陽が沈む、両方を持つことなんてできないのさ、とROLLING STONESの"MOON IS UP"にもあったね。そこが問題だ。Where did you go when I needed you? そういや、あの曲のハモニカ、ぼくはうまいんだよ。
名前=D
性別=女
年齢=23歳
好きなカテゴリィ=愛と欲望
シリーズ全体の冊数=6冊以上。全集でも買うぜ。
作品名&感想●
=「さよならの挨拶を」。私の彼は年下で、高校を卒業して、働きながらバンドみたいなことしてるんですが、いろいろ問題のある育ち方してて、本もぜんぜん読まないので、あなたの「さよならの挨拶を」をすすめたら、こっそり泣いてました。他のももっと読みたいと言うので、私が現在持っている本はぜんぶ貸してあげて、それもみんな読んでしまいました。オヤジ(ごめんなさい。あなたのことをちょっと照れてそう呼ぶのです)の本はみんな泣けるな、と言います。
 私の彼のような、いわゆる不良少年が読んで心に通じるのは、日本にはあなたの小説しかないと思います。「さよならの挨拶を」を、高校の現代国語の教科書にのせることはできないのでしょうか。ちなみに、私はあなたが嫌いな高校の教師をやってます。シリーズの成功を、心から祈っております。
rock@yamaken.comからのコメント●あのさ、問題のない育ち方をしなかった子供なんて、ひとりもいないんだよ。君の彼だけじゃなくて、みんなそうなんだよ。でも、君みたいな先生がいたら、ぼくもサボらずに高校に通えたかもね。
名前=Y
性別=男
年齢=33歳
好きなカテゴリィ=その他
シリーズ全体の冊数=6冊以上。全集でも買うぜ。
作品名&感想●
=山川健一は逃げていると思う。どこかのシーンのカリスマになりそうになると、さっさと逃げる。純文学シーンから、オートバイ小説のシーンから、ロック評論のシーンから、THE RUDIEから、あるいは誰か美しい女性から、カリスマになりそうになると反射神経だけは抜群なのか逃走する。
 そして、世の中ではオヤジなどと蔑まれる年齢になっても、痩せた体と相変わらずの長い髪で楽しそうに生きている。それはない、とぼくは思う。
 そして、そんなことを繰り返しながら、いつの間にかカリスマそのものになっている。山川健一が死んだら、ジェリー・ガルシアと同じように、WEB上で葬式が行われ、あなたは永遠にWEB上に棲みつづけるでしょう。
 実は、ぼくは渋谷の喫茶店であなたを見かけたことがあります。ふたりの女の人(かなりの美人でした)を目の前にあなたは楽しそうに話していて(ラジオでDJをやっている時とまったく同じ話し方なので驚きました)、ぼくはあなたの新刊を持っていたのにとてもサインを頼めるような感じではありませんでした。でも、ここはチャンスだからと声をかけようと思ったその瞬間、あなたは女の人達をのこして、ミック・ジャガー歩きで店を出て行ってしまった。ぼくより年上なのに、あんなに無邪気に笑えるあなたがうらやましい。知的で凍えるような作品世界とポップな実物と、両者がこんなにかけはなれている作家は珍しいと思う。
 しかし、優秀で厳しい編集者の方が、女の人達にヘラヘラしまくるあなたの首をしっかりとつかまえた。この企画はいい。逃げたはずの現場を、ずらっと並べてみるというのはいいアイディアだ。あなたはもう逃げられない。日本の文学シーンのガルシアの役を引き受ける時がきたのですよ。覚悟はいいですね。ちなみに、個人的には「メリー・ポピンズ達」をリクエストします。ほんとは、尊敬してます。他に尊敬できるような人はいませんからね。
 この企画で、どこにも逃げられない本物のカリスマになってください。
rock@yamaken.comからのコメント●き、き、きびしいねー。なんか、女の子とお茶してるぼくがノーテンキな馬鹿者みたいじゃん! まあ、そうなんだけどさ。今度どこかで見たら、声かけてね。「メリー・ポピンズ達」みたいなろくでもない話をたくさんしようよ。